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スポーツファンリュック

「猛暑気温35度で運動実験」スポーツファンリュック性能評価

わずか648gのリュックが体温・心拍数上昇を抑制。暑さ対策の有効性をスポーツ科学で明らかに

近年、夏の厳しい暑さが問題視され、日常生活からスポーツ運動時の熱中症による死傷災害も増加の一途をたどりその対策が急がれる。スポーツファンリュックDIVISION/有限会社ワーカー(本社:愛知県岡崎市、代表取締役:酒井 勝也)は、中京大学/スポーツ科学部(豊田キャンパス:愛知県豊田市)と共同研究を開始し、スポーツファンリュック「SUMMER RUNNER」の運動時の暑さ対策を目的とする性能評価を行った。本研究は、2020年東京オリンピック「マラソン競技スタート時間の繰り上げ」研究者の中京大学スポーツ科学部 松本孝朗教授との共同研究として行われた。

性能評価実験方法

実験方法:スポーツファンリュック「SUMMER RUNNER」(以下、スポーツファンリュック)の体温調節への効果を検証として被検者は健康な成人男性10名。室温35℃、湿度50%の暑熱環境の、人工気象室にて、スポーツファンリュックありとなしの2条件にて、歩行運動を行わせ、体温(直腸温、皮膚温)、心拍数を測定した。また、随時、自覚的運動強度、温度感覚、温熱性快適感を申告させた。人工気象室内にて、10分間の座位安静の後にトレッドミル歩行(時速5.5㎞、登り傾斜2%)を60分間行い、さらに20分間の座位安静を行わせた。スポーツファンリュックは歩行開始直前に装着し、実験終了時までファンを稼働させた。

性能評価実験結果

実験結果:
①スポーツファンリュック無しでは、直腸温は0.8℃上昇したが、スポーツファンリュックを用いると直腸温上昇が「-0.2℃低く」抑えられた。
②スポーツファンリュック無しでは、心拍数が38拍増加したが、スポーツファンリュックを用いると心拍数増加が「-11拍低く」抑えられた。
③スポーツファンリュック無しでは暑さ感覚は「暑い」だったが、スポーツファンリュックを用いると「やや暖かい」へ改善された。
④スポーツファンリュック無しでは不快感は「不快」だったが、スポーツファンリュックを用いると「少し不快」へ改善された。

実験結果の解説:運動すると体温(直腸温)が上昇し、一般に約40℃に達すると運動不能となり、40℃を超えると重症の熱中症(熱射病)のリスクの高まり、意識障害も起こり始める。
スポーツファンリュックを用いることで、運動時の体温・心拍数上昇を抑制し、温度感覚、温熱性快適感も改善された。体温や心拍数を低く保つことは、安全に運動できることにつながり、スポーツファンリュック装着は、夏場の散歩やジョギング時の暑さ対策として有効と思われる結果が明らかになった。

実験結果詳細

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